漫才師名鑑

漫才師を紹介します。

【脅威の温度差】オードリー

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(左)若林正恭 (右)春日俊彰

2000年結成。ケイダッシュステージ所属。

中学生の同い年のコンビ。

 

【受賞歴】

2008年 M-1グランプリ 準優勝


2009年 新春お笑い大賞2009!!ニューウェーブ大賞

 

【オードリーの漫才】

主に「ズレ漫才」と呼ばれるスタイル。

話を進めようとする若林に対して、意味不明なツッコミや、空気の読めない発言をする春日に、若林がツッコミ直したり、軽く受け流したりするしゃべくり漫才。これをテンポ良く続けるのが持ち味である。

 

【エピソード】

・キャラクター

「学生当時とは2人のキャラクターが違っている」そうであり、春日は勉強が出来て、おとなしくて真面目である一方、若林の方がやんちゃなグループに入っていたという。春日は中高皆勤であった。

【唯一無二の女流漫才】海原やすよ・ともこ

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(左)海原やすよ (右)海原ともこ

1992年結成。吉本興業所属の実の姉妹。

主に大阪で活動。

 

【受賞歴】

今宮子供えびすマンザイ新人コンクール 1994年/第15回 香川登枝緒


ABCお笑い新人グランプリ 1995年/第16回 最優秀新人賞


NHK新人演芸大賞 1995年 演芸部門大賞


上方漫才大賞 1995年/第30回 新人奨励賞


上方漫才大賞 1997年/第32回 新人賞


NHK上方漫才コンテスト 1994年/第25回 優秀賞


ネイルフェスティバル1998 1998年 ネイルクィーン (ともこのみ)


上方お笑い大賞 2005年/第34回 最優秀技能賞


上方漫才大賞 2008年/第43回 奨励賞


上方漫才大賞 2012年/第47回 上方漫才大賞


Cygames THE MANZAI 2015 プレミアマスターズ たけし賞


上方漫才大賞 2017年/第52回 上方漫才大賞

 

海原やすよ・ともこの漫才】

日常の些細な事を昇華されるしゃべくり漫才

漫談に近いスタイルで大きくボケたりツッコんだりするよりも二人で会話をするように展開されていく。

主に大阪で活動する事もあり、話題は大阪にまつわる事が多い。

 

【エピソード】

・居酒屋

これまで漫才を辞めようとしたことは?という質問に、やすよは「10年目くらいのときはしょっちゅうケンカしてましたね。この世界を辞めちゃって、中川家と居酒屋やろうって(笑)」と告白。そして「15年越えたくらいから、すごく楽しくなりました」と笑顔で語った。

【和みのおじさん漫才】博多華丸・大吉

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(左)博多華丸 (右)博多大吉

1990年結成。吉本興業所属。

両者福岡吉本の第一期。

 

【受賞歴】

THE MANZAI 2014 優勝

 

第26回福岡県文化賞(2019年)

 

博多華丸・大吉の漫才】

博多弁を多用した漫才。ゆったりとした空間で丁寧なボケとツッコミを繰り広げるスタイル。

題材は2人の好きな宴会やお酒にまつわる物が多い。

華丸がネタの中で演じる「お酒好きで陽気な博多のおじさん」のキャラクターは特徴的である。

 

【エピソード】

・コンビ仲

コンビ仲は非常によく、2012年1月19日放送の『アメトーーク』の企画「愛方大好き芸人 第2弾」などで「コンビでカラオケに行く際は必ず2人で修二と彰の『青春アミーゴ』を歌う」といった仲良しエピソードが語られている。

【ボケの連続射撃】タカアンドトシ

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(左)タカ (右)トシ

1994年に結成。吉本興業所属。

 

【受賞歴】

1997年 テレビ静岡主催 全国吉本若手漫才 優勝


2004年 笑いの金メダル(ネタバトル時)第10回金メダリスト


2005年 爆笑オンエアバトル7代目チャンピオン


2006年 爆笑オンエアバトル8代目チャンピオン


2008年 ゴールデン・アロー賞放送賞(バラエティ部門)


2008年 ビートたけしのエンターテインメント賞日本芸能大賞


2010年 S-1バトル月間チャンピオン(1月)

 

タカアンドトシの漫才】

タカのボケに対し、頭をどつきながら「〇〇か!」とテンポ良くツッこんでいくしゃべくり漫才

タカアンドトシはなんといってもボケとツッコミの数が桁違いである。

 

【エピソード】

・コンビ名

タカは、とんねるずがお笑い芸人を目指すきっかけとなっているが、「とんねるず」がグループ名に「ん」が付いているので、「自分たちも『ん』が付くグループ名にしたい」と思い、「タカア“ン”ドトシ」(最初は「タカ&トシ」)というグループ名にした

【毒舌時事ネタ漫才】爆笑問題

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(左)田中裕二 (右)太田光

1988年結成。タイタン所属。

 

【受賞歴】

1993年:NHK新人演芸大賞受賞


・1994年:GAHAHAキング初代チャンピオン


・1994年:日本映画プロフェッショナル大賞 新人奨励賞(太田光


・1997年:国立演芸場花形演芸大賞 銀賞受賞


・1998年:国立演芸場花形演芸大賞 金賞受賞


・1998年:ゴールデン・アロー賞 芸能賞受賞


・1999年:浅草芸能大賞 新人賞受賞


・2000年:国立演芸場花形演芸大賞 審査員特別賞受賞


・2000年:笑芸人大賞 銀賞受賞 


・2001年:国立演芸場花形演芸大賞 特別大賞受賞


・2006年:万年筆が似合う著名人 芸能・ファッション部門(太田光


・2006年:芸術選奨文部科学大臣賞 放送部門受賞


・2007年:ゆうもあ大賞(太田光


・2008年:日本大学藝術学部 日藝賞受賞


・2010年:第5回 マニフェスト大賞 審査委員長特別賞


・2012年:喜劇人大賞特別賞受賞


・2017年:イクメン オブ ザ イヤー(田中裕二


・2020年:ギャラクシー賞ラジオ部門DJパーソナリティー

 

爆笑問題の漫才】

主に時事ネタを扱う。太田の毒舌かつ狂気じみたボケにしっかりとツッコむしゃべくり漫才

芸能界の不祥事やタブーじみた事柄までしっかりと踏み荒らす大胆さも持ち味。

 

 

【エピソード】

・猫好き

2人とも猫好きであるが、ペットのかわいがり方は異なり、可愛がり倒す田中に対して太田はほとんど構わない。そのせいで互いの猫の性格も違い、来客にまとわりつくような田中家の猫に対して、太田家の猫は来客には絶対に近寄らない。

 

・大ファン

2人は佐野元春サザンオールスターズの話題になると、必ずどちらの方がより良いファンかと張り合っている。

【進化系漫才】ハライチ

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(左)澤部佑 (右)岩井勇気

2005年結成。ワタナベエンターテインメント所属。

 

【受賞歴】

2009年 M-1グランプリ 決勝5位


2010年 M-1グランプリ 決勝7位


2015年 M-1グランプリ 決勝9位


2016年 M-1グランプリ 決勝6位

 

【ハライチの漫才】

最初のワードから岩井が語呂合わせのように繋げていき、それにツッコまずノッかってボケを倍増させる「ノリボケ漫才」というスタイル。

同じワードをもう一度出す、「てんどん」や、ボケとボケが重なり合う伏線回収もつかったりする。

 

【エピソード】

・幼い頃から

幼稚園からの幼馴染みであり、小学生のときにはすでにお楽しみ会でコントを披露していた。当時はもう1人の同級生を加えたトリオであり、岩井と澤部はともにボケ担当だった。

【東京の星】おぎやはぎ

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(左)小木博明 (右)矢作兼

1995年結成。プロダクション人力舎

 

【受賞歴】

2002年 NHK新人演芸大賞特別審査員賞

 

おぎやはぎの漫才】

まったりとした独特なボケに、優しく訂正するようにツッコむ、スローテンポの脱力系漫才。

犯罪を風刺するような際どい内容も多く、空気感と相まって中毒性があると評される。

 

【エピソード】

・芸歴の差

デビューしたのが遅いため年下の先輩芸人が多い。そのため年下の先輩芸人(ロンドンブーツ1号2号アンタッチャブルバナナマンアンジャッシュ有吉弘行など)におぎやはぎがタメ口を使うといった奇妙なケースもあり、芸人からもおぎやはぎとTIMは芸歴の差に関わらず芸人の間でタメ口をきいてもいいと許されている。