漫才師名鑑

漫才師を紹介します。

【ナニワのいぶし銀】ミルクボーイ

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(左)駒場孝 (右)内海崇

2007年結成。

吉本興業大阪本部所属。

 

【受賞歴】

2019年 第8回関西演芸しゃべくり話芸大賞 グランプリ受賞


2019年 M-1グランプリ 優勝


2020年 第5回上方漫才協会大賞 話題賞

 

【ミルクボーイの漫才】

・リターン漫才と称する独自の構成のしゃべくり漫才を得意とする。駒場の振る話題(主にオカンが忘れた名前とその特徴)に対して内海が強烈な偏見を持った肯定と否定を交互に繰り返していく。

 

【ミルクボーイのエピソード】

・内海はミルクボーイのファンを「粉ミルクちゃん」と呼ぶ

 

【爆笑王】中田ダイマル・ラケット

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(左)中田ダイマル (右)中田ラケット

松竹芸能所属。後、1970年吉本興業に移籍。

 

【受賞歴】

昭和43年 上型漫才大賞

 

中田ダイマル・ラケットの漫才】

まるで落語のような言葉遊びを多用したスタイル。

ボケに対するツッコミが速い事やテンポ良く展開されていく事から、「3秒に1回笑わせる漫才」ともいられる。

 

【エピソード】

・爆笑王

ダイ・ラケが舞台に立つと、客席の笑い声が凄すぎて小屋が揺れたという逸話が残っている

【空気感の魔術師】ダイアン

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(左)ユースケ (右)津田篤宏

2000年結成。吉本興業所属。

 

【受賞歴】

2002年 第3回笑わん会 最優秀賞


2006年 第35回上方お笑い大賞 新人賞


2007年 M-1グランプリ 7位


2008年 M-1グランプリ 6位


2009年 第44回上方漫才大賞 新人賞


2014年 第49回上方漫才大賞 奨励賞


2018年 第53回上方漫才大賞 大賞

 

【ダイアンの漫才】

ポーカーフェイスのユースケのボケに、熱く津田がツッコむ、コント漫才

テンポがゆっくりめで独特な空気感で展開されていく。

 

【エピソード】

・最後のオチで

津田は、漫才の締めの「もうええわ」というセリフを飛ばしてしまったことがある。ユースケは疑問に思いながらも再度オチのくだりをしたが、ツッコミのセリフは出たものの「もうええわ」は最後まで出てこなかったらしい。

 

【次世代の昭和漫才】銀シャリ

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(左)鰻和弘 (右)橋本直

2005年結成。吉本興業所属。

 

【受賞歴】

2007年 第28回ABCお笑い新人グランプリ 新人賞


2008年 第29回ABCお笑い新人グランプリ 優秀新人賞


2008年 笑いの超新星 新人賞


2009年 第30回ABCお笑い新人グランプリ 優秀新人賞


2009年 第39回NHK上方漫才コンテスト 優秀賞


2010年 第31回ABCお笑い新人グランプリ 新人賞


2010年 第40回NHK上方漫才コンテスト 優勝


2010年 M-1グランプリ 決勝5位 


2011年 第46回上方漫才大賞 新人賞


2012年 キングオブコント 決勝7位


2013年 第2回ytv漫才新人賞 優勝 


2015年 M-1グランプリ 準優勝


2016年 第51回上方漫才大賞 奨励賞 


2016年 M-1グランプリ 優勝

 

銀シャリの漫才】

昭和の香り漂うしゃべくり漫才

鰻の言い間違いを主としたボケを橋本が広げながらツッコんでいくスタイル。

一つ一つのツッコミの高い語彙力と優れたワードセンスが持ち味。

 

【エピソード】

・鰻家

鰻和弘、擁する珍名一家、「鰻」家では、代々鰻を食べると死ぬという言い伝えがあるそうです。実際に、先祖が、2人ほど鰻を食べた1週間後に亡くなったんだとか。「そんなん迷信や!」と強気に出た鰻和弘の兄も、うなぎパイを食べて激しい下痢に見舞われたそうです。

 

【関西の劇場番長】テンダラー

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(左)白川悟実 (右)浜本広晃

1994年に結成。吉本興業所属。

 

【受賞歴】

2009年 BGO上方笑演芸大賞 改名賞


2013年 第48回上方漫才大賞 奨励賞


2015年 第50回上方漫才大賞 大賞

 

テンダラーの漫才】

確実に笑わせる手の込んだつかみから始まるコント漫才

同じシュチュエーションで何種類もボケを繰り返しそれをテンポ良くツッコんでいく、羅列した漫才だが、一つ一つのボケのクオリティが高く全く飽きないのが持ち味。

 

【エピソード】

・関西の劇場番長

一時期は東京に進出するかしないかでコンビ間ですれ違うこともあったが、大阪で認められる漫才師を目指し、東京には進出せず、関西を中心に活動中である。そういった地に足をつけた活動の結果、2015年に第50回上方漫才大賞で大賞を受賞している。

【笑いのストライカー】スーパーマラドーナ

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(左)田中一彦 (右)武智

2003年結成。2007年に解散したが、2008年に再結成。吉本興業所属。

 

【受賞歴】

2007年 第8回笑わん会 最優秀賞


2009年 第39回NHK上方漫才コンテスト 優秀賞


2010年 第8回MBS新世代漫才アワード 準優勝


2011年 第41回NHK上方漫才コンテスト 最優秀賞


2011年 第9回MBS新世代漫才アワード 優勝


2016年 M-1グランプリ 3位


2017年 第52回上方漫才大賞 奨励賞

 

スーパーマラドーナの漫才】

コント漫才が中心。見るからに弱々しい態度の田中のキャラを反映したボケに、ヤンキーキャラの武智が強みにツッコむスタイル。

M-1で披露した「エレベーター」のネタでは、伏線回収を使うなど、計算されたテクニックも持ち味である。

 

【エピソード】

・草野球で、、、

吉本芸人で構成された草野球チームに2人とも加入していた時期があった。その練習試合中にボールがセンターフライで上がり、守備をしていた木村卓寛(天津)がボールを追いかけていると、後ろにフェンスがある事に気づかずそのまま顔面を強打し、前歯を4本折った上に泡を噴いて倒れてしまった。その場に居た全員が木村を心配し駆け寄る中で木村へ一番最初に辿り着いた田中が、木村に一切構う様子を見せずにその場に落ちていたボールをホームへ返球した。田中はこの行為に対して「いい試合だったし、勝ちたかった」と釈明している[24]。

【重量級マイペース】南海キャンディーズ

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(左)山里亮太 (右)山崎静代

2003年結成。吉本興業所属。

 

【受賞歴】

2004年 ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞


2004年 M-1グランプリ準優勝


2005年 上方漫才大賞優秀新人賞


2005年 ゴールデン・アロー賞新人

 

南海キャンディーズの漫才】

マイペースでシュールな山崎のボケに対し、山里が豊富なフレーズで、ふんわりとツッコむスタイル。

ボキャブラリー豊かな山里のツッコミが特に強みで、一つの漫才の中でもいろいろニュアンスを変えてツッコんでいく。

 

【エピソード】

・コンビ結成時

山里が山崎を誘う形でコンビを結成したが、結成後しばらくは「山崎から山里を誘った」と公言していた。これは山崎の前の相方である二宮が非常に野球がうまく(大リーグのトライアウトの受験経験がある)、そのせいもあって芸人の先輩から非常にかわいがられており、そんな二宮の相方を山里が奪ったとなれば先輩からの風当たりが強くなり大阪で芸人ができなくなると恐れた山里が「しずちゃんから誘ったことにして欲しい」と山崎に頼んだからである。