漫才師名鑑

漫才師を紹介します。

【伝説の名人芸】いとし・こいし

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(左)喜味こいし (右)夢路いとし

1937年結成。2003年夢路いとしの死去によって、解散。

 

【受賞歴】

文部省芸術祭・奨励賞(1967年)


第4回上方漫才大賞・大賞(1969年)


第8回放送批評家懇談会・ギャラクシー賞(1971年)


大阪府民劇場賞・奨励賞(1973年)


第5回上方お笑い大賞・大賞(1976年)


第16回大阪市民表彰・文化功労賞(1981年)


フジテレビ日本放送大賞芸術選奨・功労賞(1984年)


大阪芸術賞(1986年)


花王名人大賞・特別賞(1987年)


第4回上方漫才大賞・特別功労賞(1987年)


第41回日本放送文化賞(1989年)


第43回芸術選奨・文部大臣賞(1993年)


紫綬褒章(1995年)


第27回上方お笑い大賞・演芸文化賞(1998年)


第35回上方漫才大賞・特別功労賞(2000年)


第30回上方お笑い大賞・30周年記念特別賞(2001年)


菊池寛賞(2003年)

 

【いとし・こいしの漫才】

「上方漫才の宝」とも呼ばれるいとし・こいしの漫才は、大阪弁を生かした優しいしゃべくり漫才

人を傷つけるような毒はなく上品なのに、まるで世間話のように自然体。まさに名人芸。

 

【エピソード】

・コンビ名

個人名のいとしとこいしのどちらを先にするかは、ジャンケンできめたらしい。

・順番

いとし・こいしはトリ(その日の舞台で最後に出演すること)を務めようとしないことで有名だった。その理由は2人が、豪快な笑いをとる漫才がトリにはふさわしく、軽快な笑いをとる自分たちはトリにふさわしくないと考えていたことと、トップには上がなく後は下がるだけという理由から2番手を好んだことにある